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6か国協議

13日、北朝鮮をめぐる6か国協議が合意に達し、共同文書が採択されました。その内容は日本の立場からすると大変厳しいものになったと言えると思います。
今回の会合では、北朝鮮に核の放棄を迫るという目的を達するために、参加国がどのような見返りを与えるのか、という点に議論は終始しました。結果として、北朝鮮はエネルギー支援という果実をもぎとったということです。
わが国はこれまで「対話と圧力」と言いながら対話のチャネルはほとんど機能せず、経済制裁を中心に圧力をかけ続けることに力点をおいてきたわけですが、今回の合意をきっかけに、関係国は北朝鮮に対する支援と対話に大きく軸足を移していくことが予想されます。
私は従来から、圧力をかけることは大切だが、日本単独での制裁は効果が期待できず、6か国協議参加国をはじめ、関係国が一致して制裁を実施し、圧力をかけることができる外交努力こそ重要であると主張してきました。今回の合意により、当面北朝鮮は日本との外交に重きを置くことはなくなったと考えざるを得ません。
合意文書の中には、日本と北朝鮮の二国間協議の開始も盛り込まれています。政府には、拉致問題の解決に向けて、早期に対北朝鮮外交戦略を立て直すことを強く望みます。