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自民党総裁選に思う

安倍総理の辞任表明から一週間足らず、この3連休は自民党総裁選の話題がマスコミでも多く取り上げられました。恐らくは、次の自民党総裁も総理大臣に就任することになるでしょうから、国民的な関心のもとで自民党総裁選が行われること自体は、決して悪いことではないと思います。

しかしながら、街頭演説などで妙にはしゃいだ総裁候補の映像を見ていると、少なからず違和感を覚えざるを得ません。12日に辞任表明をした安倍総理は、翌日には入院し、今日現在も退院していません。官邸はもちろんのこと、霞が関の各省庁も開店休業状態に陥りました。国会も空転状態となっており、今回の出来事で浪費された時間や費用は計り知れないものがあります。
それ以上に、日本という国家の最高責任者が、常識では考えられないような引き際の振舞いをし、それを誰も止めることも、助けることもできなかったというこの事実は、わが国の国際的な信用を大きく損なうことになりました。次の総理が誰であれ、信頼回復は容易なことではありません。

今回の安倍総理の失態は、安倍さん個人の資質の問題が大きいとは思いますが、今回のような最悪の事態を招かないための危機管理の仕組みを国家として用意しておくことは大変重要ではないかと感じます。これまで日本の総理大臣は、大平さん、小渕さんが倒れて命を落とし、今回の安倍総理は体調不良から正常な判断力を失ってしまうなど、その職責の重さに比して健康管理の体制に問題があったと言わざるを得ません。総理大臣と言えども、生身の人間である以上、24時間365日激務に堪えられるわけではありません。次の総理が誰であれ、官邸のサポート体制を充実して、心身ともに健康な状態で職務を遂行して頂きたいものです。