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中国共産党大会

15日中国共産党大会が開幕しました。実質的に胡錦濤政権2期目のスタートになるわけですが、初日の活動報告では「経済成長パターンの転換を急ぐ」と強調し、環境対策の重視を強く打ち出しました。このところ日本との関係も小泉元総理の時代に比べると格段に安定してきた感はありますが、我が国としてもこの機に国益にかなう友好関係を築いていかなければなりません。
経済的な相互依存関係について言えば、日本市場に中国製品が溢れていることからもわかるように、既にその良し悪しを議論することが無意味なほどの深まりを見せています。これからは、中国の所得水準がますます上昇することが予想されますから、日本企業が製品・サービスを売り込む「市場」としての存在感が高まっていくでしょう。日中関係の安定と発展を望む声が経済界から高まっているのもうなずけるところです。
新しい大きな課題は、やはり環境問題と言えるでしょう。地球温暖化というグローバルな視点から見ても、日本への汚染物質の飛来や食料品等の安全・安心という観点からも、また中国人民の健康や幸福という視点から見ても、中国の環境問題は非常に重要な要素であることは疑いがありません。そしてその最も大きな影響を受ける国の一つが日本ということになります。
我が国として取るべき道は、中国の環境対策に対して、労を惜しまず援助をすることだと思います。中国への環境投資は、地球を守る、また日本を守る投資に他ならないというくらいの心づもりが必要ではないでしょうか。
本来中国自身が解決すべき問題であることは言うまでもありませんが、日本もまた高度成長の歴史の中で、先んじて地球に環境負荷をかけ、公害を発生させてきたことを考えると、中国を中心とした途上国への環境援助を惜しむべきではないと思います。
これからは、中国の安定的な経済成長と、環境への投資が、日本にとっても多いなる利益となるような、日中関係を築いていくことが政治の大きな役割だと思います。中国の軍事面での脅威や資源獲得への野心を上手にコントロールしていく外交戦略も重要になるでしょう。私自身も中国・台湾への駐在経験があり、また政治家になってからは超党派の日中友好議連の事務局次長の職にもありますので、今後の日中関係の発展のために力を尽くして行きたいと考えています。