« 中国共産党大会 | メイン | 守屋前防衛次官の証人喚問 »

守屋前防衛次官

このところ、守屋前防衛次官の接待問題が大きく報道されています。在任当時は、防衛省では「天皇」と称され、絶大な権力を持っていたとも言われています。今年の夏、小池百合子前防衛大臣と、次官退任を巡って官邸を巻き込んだ騒動があったのは記憶に新しいところです。
今の時代、民間企業であってもまっとうな大企業であれば、出入りの業者との過剰な接待や癒着がないよう内部管理を徹底しています。なぜなら、そのことがひいては株主や顧客に損害を及ぼすとことが予想されるからです。公的機関であれば、それに増して高いレベルの倫理と行動が要求されるはずです。それが防衛省という国家を守るべき役所の事務方トップが、このような堕落した人間であったということには、大変な憤りを感じます。と同時に、そのような次官を任命した大臣、天皇とあがめていた防衛省の組織のあり方にも大変な危機感を感じます。容易に接待漬けになるような人間が国防に関する高級官僚だったという事実は、日本の国防が内部から瓦解していることを感じさせるものでもあります。ここ数年、外国の関与も疑われる自衛隊からの情報漏えいが何件か起こりましたが、組織のたがの緩みは、トップから組織をむしばんでいたのだと合点がいきます。
防衛省の内規の確立、組織改革は焦眉の急です。守屋前次官の証人喚問は当然のことですが、この機に日本の官僚組織のあり方そのものを見直す必要があります。政権交代によって、歪んだ官僚組織の価値観を根底から正すべく、決意を新たにしています。