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イージス艦衝突事故

19日早朝に起こった海上自衛隊のイージス艦「あたご」と漁船の衝突事故から一週間余りが経過しました。これまでに、国会においても事故原因、事故後の対応の問題等について、様々な議論がなされています。
私が大変憤りを感じているのは、防衛省・自衛隊という組織において、どうしてこのような不祥事が繰り返され、そしてそのたびに危機管理能力のなさを露呈してしまうのか、ということです。防衛省・自衛隊は、まさにわが国の危機管理において最高レベルの知見と対応能力を備えることが求められているにもかかわらず、衝突事故を起こしたミスだけでなく、その後の救助活動、連絡・報告体制など、すべてのプロセスで、稚拙なミスから重大な判断ミスまで幾重もの間違いを犯しています。まっとうな組織には、誰かがミスを犯してもそれをカバーする仕組み、コントロール仕組みが備えられているものです。そしてその仕組みが常に機能できるように、マニュアルを周知徹底し、訓練を繰り返すものです。そういった組織の基本が、防衛省・自衛隊に未だに備わっていないことに、大変な怒りを感じます。
さらに怒りを増幅させているのが、福田総理の他人事のような態度です。まぎれもなく自衛隊の最高指揮官は福田総理です。昨日の記者会見では、石破防衛大臣をかばうような発言をしていましたが、防衛大臣が責任を取らないということであれば、その責任は福田総理が負うほかありません。福田さんは本当に自衛隊の最高指揮官としての自覚があるのか、日本の最高責任者としての自覚があるのか、疑問に思わざるを得ません。
トップが能力もやる気もなければ、閣僚のタガが緩み、官僚が好き放題するのは当然の成り行きです。福田総理就任後半年が経過しようとしていますが、本当に何をしたいのか、日本をどこへ導こうとしているのか、これほどわからない総理も珍しいのではないでしょうか。
福田総理のもとでは、日本が再び「失われた年月」を無為に過ごすことになりかねません。「何としても、政権交代を実現しなければならない」私はいま、強い危機感を感じています。