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福田総理の新提案

27日午後、福田総理が急遽記者会見をして、道路特定財源の2009年度からの全額一般財源化などを柱とした新提案を発表しました。道路族が隠然たる力を持っている現在の自民党政権において、この提案が実現できるとは到底思えませんが、仮に福田総理が政治生命を賭けてそれをやり遂げる決意であるとすれば、その決断に率直に敬意を表したいと思います。
ただ、民主党の考え方との最大の乖離は「暫定税率」の取り扱いにあり、これを4月1日から直ちに廃止する、という福田総理の更なる政治決断がなければ、合意は難しいと言わざるを得ません。
残念ながら、昨日の会見以降の自民党内の動きをみると、福田総理が更なるリーダーシップを発揮して、暫定税率の廃止や、一般財源化への具体的な道筋を描いていくことは極めて困難で、むしろ福田総理は急速に求心力を失うのではないかと思います。

今回、福田総理がこのような提案を「記者会見」で突然行ったことは、国民に対するパフォーマンスとしての色彩が色濃く感じられます。自民党幹部に相談してもまともに検討してもらえず、民主党とは交渉のテーブルさえもセットすることすらできないリーダーシップの欠如、調整力不足の結果として、このような福田総理らしくないパフォーマンスにつながったとすれば、誠に皮肉なことだと感じざるを得ません。

いずれにせよ、国家の最高指導者が勝算のない賭けに出なければならない状況にあるとすれば、政権は末期症状と言えます。これ以上、国民に迷惑をかけないためにも、早期に解散総選挙を行い、国民の多数の支持を得た政党を中心に政権を作るべきだと思います。
政権交代を実現して、新しい日本を創る日が目前に迫っていることをひしひしと感じます。