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野村証券のインサイダー事件

22日、野村証券社員がインサイダー取引による金融商品取引法違反容疑で逮捕されました。
野村証券と言えば、日本を代表する証券会社であり、中でも企業情報部というM&Aを扱う花形部門に在籍した社員の犯罪ということで、金融界には大変な波紋が広がっています。
日本企業では伝統的に「性善説」に立った従業員管理がなされてきましたが、M&Aなど金融の先端部門では、人材の流動化も急速に進んでおり、従来からある程度「性悪説」に立った厳しい内部管理体制が敷かれていました。
今回の事件は、ただ管理を厳しくすれば犯罪をなくせるわけではない、ということを図らずも示したように思います。経営トップのリーダーシップをはじめ、企業の文化、業績目標の設定・運用の仕方、個人の評価や報酬、教育研修制度など、企業の全社的な統制環境を整備することが重要です。
野村証券だけでなく、日本で活動するすべての金融機関が、この機会に襟を正し、自らを省みる必要があるのではないでしょうか。