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居酒屋タクシー

中央官庁の公務員が深夜帰宅の際、タクシー運転手からビールや金券などを受け取っていたいわゆる「居酒屋タクシー」問題で、17省庁1402人もの職員が金品を受領していたことが明らかになり、151人が処分されました。
タクシーチケットは、まぎれもなく税金から支出されているものであり、公務員としての倫理意識の欠如にあきれるほかありません。特に、税金の無駄遣いを厳しく管理し、予算を編成すべき財務省において、600人もの金品受領者がいたことは、かつて世界に誇れる優秀さと言われていた日本の官僚制度が完全に崩壊しつつあることを如実に示しています。

これまでも官僚機構において、様々な不祥事が起こってきましたが、喉元過ぎれば何とやらで、根本的な組織改革には全くといっていいほど手が付けられてきませんでした。官僚組織の内部統制機能を強化するためには、これまでのような会計検査院を中心とする検査だけでは不十分であることは明らかですし、国会が省庁の細かい不正をしらみつぶしにしていくこともまた現実的とは言えないでしょう。私は、それぞれの省庁に大臣直轄の内部監査組織を設け、監査結果の国会への報告義務を課すなどの抜本的な改革が必要だと考えています。

また、官僚の仕事のあり方そのものを見直すことも必要でしょう。そもそも恒常的に深夜タクシーを利用するような業務のあり方自体が問題なのであり、民間企業であれば、深夜残業、深夜タクシーが続くような部署の責任者は、管理能力を問われるでしょう。永田町にいると、如何に官僚が、無駄な仕事をし、無駄な書類を作っているか(作らされているか)を日々感じざるを得ません。この点については、官僚だけに責任を押し付けることなく、政治と行政が協力して、永田町と霞が関のBPR(ビジネス・プロセス・リエンジニアリング:業務の見直し)に取り組まなければなりません。国会改革と霞が関改革は、車の両輪だと考えるべきでしょう。私もこの夏の時間を使って、改革のアイデアを具体化する作業を進めていきたいと考えています。