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新党結成

衆議院議員の任期満了が2009年9月に近付く中、「政界再編」「新党結成」といった見出しをうつ報道が増えてきました。昨日は、橋本前高知県知事が記者会見で、次期衆院選までに新党結成を目指す考えを表明したと報じられています。
私は、衆議院選挙前に意味のある政界再編や新党結成があり得るかと問われれば、懐疑的だと言わざるを得ません。衆議院選挙後のキャスティングボードを握ることを意図した政局にうつつを抜かしている時間はないというのが正直なところです。
民主政治は多数の支持を形成することが重要であり、そのために政党という器が存在し、日々組織としての活動をしています。組織の中に様々な体質の人、考え方に相違がある人が存在することを否定はしませんが、そういった人々を説得し、一つの結論を得ていく過程もまた民主主義のあり方として重要だと思います。民主党も歴史を積み重ねて成熟した政党に変化しつつあります。それを壊して一から政党をつくるような政界再編は、結果として膨大な時間と労力を浪費するのではないかと危惧します。
「民主党への政権交代が実現しても結局政治が変わらなかった。自民党も民主党も既存の政党はダメなんだ。だからこそ新党結成が必要なのだ」ということであれば一考に値しますが、本格的な政権交代を経験しないままに、政党の離合集散ばかりを繰り返すことは、自民党を利するだけで国民にとって何の利益もないのではないかと思います。
まずは民主党による政権交代を実現する、そのことに集中する時だと考えています。