« 日米首脳会談 | メイン | 竹島問題 »

洞爺湖サミット閉幕

9日、洞爺湖サミットが閉幕しました。海外メディアも含め、総じて厳しい評価が示されているようですが、本当に期待はずれの結果ではなかったかと思います。そもそも、議長である福田総理は低支持率にあえぎ、ブッシュ米大統領も任期切れ間近、フランスのサルコジ大統領も低支持率に悩まされていたなど、参加した首脳の多くが内向きにならざるを得ない事情があったわけで、大きな成果を望むことが困難なことは明らかだったとも言えます。
特に、焦点となっていた地球温暖化問題に関しては、中期・長期の目標について、ともに前向きな合意は実現しなかったと理解せざるを得ません。これまでより後退しないことで良しとするという各国首脳の消極的な姿勢の中で、日本自身が目標を示して主体的に議論をリードするというような場面が最後まで見られなかったのは残念です。

ただ少し目を転じると、サミットが日本で行われたことで、世界が直面する課題について、日本人自身が理解を深めるという効果はあったかもしれません。
原油や食糧価格の上昇など世界経済の抱える問題、地球温暖化に対する各国の立場の違い、アフリカを中心とする貧困の問題など、世界各国のリーダーが議論を戦わせる場が身近にあったということは、多くの日本人に対して何らかのインパクトを与えたのではないかと思います。

来年のサミットに福田さんが再び参加するようなことはよもやないと思います。来年は、民主党政権の総理が日本を代表して世界に恥じることのないリーダーシップを発揮し、サミットに意味ある貢献をできるよう準備を進めておかなければならないと強く感じた次第です。