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リーマン・ブラザーズ破綻と世界同時株安

米証券大手リーマン・ブラザーズの経営破綻をきっかけに、世界の証券市場で株価が急落しています。16日の東京市場も、約600円の大幅安となりました。
日本での証券大手の破綻と言えば、1997年の山一証券の自主廃業が記憶に新しいところです。当時の日本は、90年代前半の不動産バブル崩壊の痛手に経済全体が苦しんでいた時期でしたが、今回のリーマン破綻もまた、米国の不動産バブル崩壊がきっかけであることを考えると、人間というのは過去に学ぶことのできない存在であるということに、虚しさを感じざるを得ません。

リーマンの破綻と世界同時株安は、決して対岸の火事ではありません。短期的には、株安は日本の景気をさらに冷やす方向に働くでしょうし、円高方向に振れている外為相場も、日本の経済の大きな柱の一つである輸出産業に厳しいものとならざるを得ません。
しかしながら、変化の時代はチャンスの時代であることも忘れてはなりません。バブルが崩壊したということは、偽物・まがい物ではなく本物の価値が再認識される時代になるということでもあります。マネーゲームではなく、日々の努力や積み重ねが見直される時代になるということでもあるのです。

日本企業が成長し、日本という国が再び飛躍できるかは、このピンチをどのような形で乗り越えるかにかかっているのではないでしょうか。次の10年に求められる価値を見通し、果敢にチャレンジする起業家たちを後押しすることこそ、いま最も必要とされる経済対策だと確信しています。