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所信表明と代表質問

昨日の衆議院本会議で、麻生首相の所信表明演説に対する小沢代表の代表質問が行われました。
一昨日の麻生首相の「所信表明」は、麻生内閣の運営方針が具体的に示されず、民主党への質問を繰り出すという異例のものでした。解散総選挙を意識したパフォーマンスであることは明白ですが、国家のトップリーダーがどのようなビジョンを持って国を運営していくのかということは、与野党問わず国民の多くが関心を持つべきことであり、それを示さずに選挙向けのパフォーマンスで野党に質問を繰り出すという今回の方策は、総理の品格を汚す愚かしい行為で、誠に残念でなりません。総理が堂々と所信を表明し、野党が対案を示しつつ正面から質問を行う、そういう王道の議論をお互いに展開していきたいものです。

小沢代表の代表質問は、麻生首相の低次元の挑発に応じることなく、民主党の政権公約を軸に、まさに所信を表明するという堂々たるものだったと思います。これまで与党からあいまいだと批判されていた財源論や工程についても踏み込んだ発言を行い、説得力のある主張でした。
具体的な方針も政策もない麻生内閣に、「質問」を投げかけても意味ある議論がなされるとは思えません。事実、昨日の鳩山幹事長が各種政策の財源について質したのに対し、「年末までに結論を得たい」といったあいまいな答弁を行っていました。完全に与野党の立場が逆転したような衆議院本会議の様相に、政権交代の実現が近いことを肌で感じた次第です。

米国発の金融恐慌や世界的な不況のリスクは依然として高い状態にあり、喫緊の国政の課題は山積しています。早期に予算委員会を開いて、お互いの主張を明確にした上で、解散総選挙で国民の審判を仰ぎ、国民の信を得た政権がこの難局を乗り切るべきだと思います。