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オバマ新政権

来年1月に発足するオバマ次期米国大統領の政権を支える人材が続々と決まりつつあります。
昨日は、外交・安全保障チームが発表され、国務長官にヒラリー・クリントン上院議員が起用されることが決まりました。ヒラリー氏と言えば、民主党の大統領候補指名争いで、オバマ氏とし烈な戦いを繰り広げただけに、この起用はオバマ氏の危機感と挙国一致への強い意志を示したものと言えそうです。
一方で、国防長官は現政権のゲーツ長官の続投が決まり、党派を超えて有為な人材を起用するという、オバマ流のチーム作りは、米国民にも評価されているようです。

オバマ氏の評価は、来年以降の経済立て直しの行方や、外交面での米国への信頼回復などの成果を見届けた上ですべきものだと思いますが、現時点で私たちが学ぶべき点も多いのは確かです。
日本で政権交代が起こる場合想定される日程は、衆議院が突然解散され、一カ月程度は選挙戦。終わればすぐに国会が召集されて首班指名、それから数日以内に全閣僚と副大臣、政務官などの人事が矢継ぎ早に決まっていくという流れ作業のようなスケジュールです。
現実に安倍内閣や、麻生内閣では、十分に閣僚候補の能力・人格・識見等について検討した形跡はなく、総理の狭い範囲の人脈の中でいわゆる「お友達内閣」がつくられる結果となりました。多様な立場の人材が閣内にいないことで、総理は「裸の王様」になり、国民の声が届かなくなって支持率を下げていくというお決まりのパターンがこのところ続いています。

民主党も政権交代を目前に控える以上、どのような政権チームを作っていくのか、現政権からどのようにスムーズに政策を移行させていくのか、きちんとしたプログラムを準備しなければならない時期に来ているように思います。
政権交代は目的ではなく、私たちの政策を実現する手段に過ぎません。オバマ次期大統領の政権移行準備を見るにつけ、私たちも選挙のことだけではなく、常に一歩先を見て手を打っていかなければならないと自戒しています。