« 2009年02月 | メイン | 2009年04月 »

2009年03月25日

WBC日本連覇

第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で、日本が延長戦で韓国を下し、連覇を達成しました。
私は公務中でしたので、延長10回のイチロー選手の2点タイムリー・ヒットを生で見ることはできなかったのですが、至る所から歓声が聞こえてきて、日本中が応援しているのだな、と感じていたところです。

今回の勝因については、様々な分析がされていますが、私は原監督とイチロー選手の「リーダーシップ」のあり方について大変感銘を受けました。
皆さん御承知のとおり、今回のWBCの監督選任にあたっては紆余曲折がありました。最終的には原監督に白羽の矢が立ったわけですが、これだけのスター・プレイヤーを選抜し、一つのチームとして作り上げていくのは並大抵のことではなかったと思います。
ビジネスの世界では「サーバント・リーダーシップ」という考え方が注目されています。これは、一般的なリーダー像として考えられている「ぐいぐいとメンバーを力強く引っ張っていく」というリーダーシップとは異なり、メンバーを後ろから支えながら、目標達成のためにチームをまとめあげていくタイプのリーダーシップだと言われています。
原監督は、最初から最後まで、謙虚さを保ちながらも、明るく前向きなチームの雰囲気を作り上げることに注力していたように感じます。巨人の監督として普段見せていたリーダシップとはひと味異なるリーダーシップの発揮の仕方を意図していたように感じました。

一方、イチロー選手は、人気・実力ともに日本チーム随一であることは自他共に認めるところだったと思います。チームリーダーとしての重責を自ら当然のように引き受け、チームを陰に陽に力強く引っ張ってくれていたと思います。
準決勝までは試合での不振が続きましたが、ひたむきに努力を続け、またそのような状況においてもチームを鼓舞し続けた積み重ねが、決勝戦延長10回のタイムリー・ヒットにつながったのではないかと思います。

勝負の世界で、結果を出すことは極めて難しいことです。
実力だけでも運だけでも連覇は成し遂げられなかったでしょう。
優れた人材が、優れたリーダーのもとで結束するパワーの凄みを改めて感じた次第です。

2009年03月18日

卒業を迎えた皆さんへのメッセージ

3月も半ばを過ぎ、卒業式のシーズンとなりました。
いくつもの学校からお招きを頂いているのですが、この時期は予算審議とも重なり、出席できないことが多いことを大変申し訳なく思います。

卒業式は、それまで自分が学び、努力してきたことを思い起こし、またその過程でお世話になった師や友に対して改めて感謝するという意味で、大変意義深い儀式だと思います。何年かに一度の人生の節目で、自分が一人でこの世に存在しているのではなく、誰かに支えられ、また誰かを支えているのだということを認識することは、決して平たんではないであろうこれからの人生を生きていく上でも、大きな力を与えてくれるものではないでしょうか。

卒業証書は、学校から与えられるものではありますが、真に重要なことは、卒業に際して自らを省み、それまでの自分自身を認め、讃えることができるか、ということではないかと思います。過去の自分を素直に認めることができなければ、今日この時から一層の精進あるのみです。
卒業式は、師や友との別れを惜しむ儀式ではありますが、若い皆さんにとっては、新しいスタートの節目でもあります。
わが国の経済・社会を取り巻く環境は、誠に厳しいものがありますが、この苦難を切り拓いて新しい日本を創っていくのは、若い力だと信じています。

私もまた、皆さんとともに、この国の改革に全身全霊を捧げる覚悟です。

2009年03月13日

東南アジア歴訪を終えて

かねて長安通信でもお伝えしていましたが、今朝約1週間にわたる東南アジア三カ国(ベトナム、シンガポール、インドネシア)歴訪を終え、帰国しました。
岡田克也副代表、前原誠司副代表と同行したこともあり、各国の政府関係者も来たるべき民主党政権の有力者から発せられるメッセージに、大変な関心を持っていることを改めて感じました。今や諸外国も、日本の政権交代に大きな期待を抱いているのだという印象を強く持ちました。

私の今回の訪問における主要な関心は、昨年来の世界的な経済危機の中で、相対的に輸出比率の高いアジア諸国が、どれほどの影響を受けているのか、そしてそれがアジアの政治・経済にどのように作用する可能性があるのか、といった点にありました。日本でもこれだけの不況に陥りつつあるのだから、輸出比率の高いアジアの国々においては、より大きな影響を受けている可能性が高いのではないか、というのが出発前の私の仮説でした。
しかしながら、政府関係者や現地の日系企業を中心にヒアリングした結果から感じられたことは、総じて思っていたよりも深刻な経済状況ではなさそうだ、ということです。特に、ベトナム・インドネシアではその意を強く持ちました。
もちろん、不況はまだ底を打っているわけではありませんから、この先予断を許さない状況が続くと見なければなりませんが、日本のように少子高齢化が進みつつある成熟した経済・社会と異なり、成長余力のある国々では、欧米向けの外需が不振に陥ったとは言え、その一部をカバーする内需の力が旺盛であるように見受けられました。また、街を歩き、人々の表情を見るにつけ、前向きな活力はまだまだ失われていないことを肌を通して感じました。

今回のアジア諸国歴訪を通じて、現地を見て、歩いて感じることの重要性を改めて認識しました。世界経済全体が大きく落ち込む中、やはり景気回復をけん引するポテンシャルがあるのは、アジアの発展途上国なのだと思います。日本としても、自国のことだけを考えて内向きの経済政策を取ることなく、アジア諸国の景気回復をサポートし、アジアが世界の成長をけん引するようなシナリオを描いていくリーダーシップが求められているのだと思います。
微妙な時期ではありましたが、思いきって岡田副代表らと共にアジア歴訪に旅立ち、大変大きな果実を得ることができました。
今後の政治活動に大いに生かしていきたいと思います。

CIMG1075.JPG2.JPG

2009年03月06日

アジア訪問

3月8日から約1週間、ベトナム、シンガポール、インドネシアの三カ国を、民主党の岡田克也副代表、前原誠司副代表らと共に訪問します。
昨年来の世界的な経済危機の中で、東南アジア諸国に進出している日系企業にも大きな影響が出ていると聞いており、シンガポールのリー・シェンロン首相ら各国の政府要人をはじめ、現地の企業関係者とも精力的に会談する日程を組んでいます。
岡田・前原両副代表は、民主党の政策形成において、極めて大きな影響力を持つ先輩議員であり、今回のアジア訪問を機に、今後のわが国の対アジアの経済・外交政策について、私もこれまで以上に力を入れて取り組んで行きたいと考えています。

※次の長安通信の更新は、再来週になる予定です。

2009年03月03日

定額給付金

定額給付金などの財源確保を定めた予算関連法案の衆議院での再議決を4日に控え、麻生総理は定額給付金について正式に受け取る意向を表明しました。
昨年11月には「受け取るつもりはない」、12月には「さもしい」「人間としての矜持の問題」とまで言って、受け取らないことを明言していたにもかかわらず、この期に及んで前言を翻すという節操の無さには、あきれて言葉もでません。

定額給付金の政策的意義が、生活支援から消費拡大へと変わったというのが表向きの理由のようですが、これも補正予算案を昨年中に提出せず、のんびりと年末年始を過ごしていたツケが回ってきたと言わざるを得ません。
昨年11月以降、経済環境がそれまでの想定よりも厳しさを増し、また年末には派遣労働者を中心に雇用不安が一気に高まっていたにもかかわらず、国家のリーダーたる麻生総理は、「さもしい」とか「矜持」といった言葉をもてあそんで、危機意識を持たずにいたわけです。

時機を逸した的外れな政策に、貴重な税金をつぎ込むことをこれ以上許してはなりません。給付されるお金は、いつか私たちや、子どもたちが利息を付けて返さなければならないものなのです。
明日の衆議院本会議に関しては、小泉元総理が欠席の意向を示しています。自民党議員の皆さんが、どのような判断・行動をされるのか、今後の政局を見通す上で大きな意味を持つ一日になりそうです。