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WBC日本連覇

第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で、日本が延長戦で韓国を下し、連覇を達成しました。
私は公務中でしたので、延長10回のイチロー選手の2点タイムリー・ヒットを生で見ることはできなかったのですが、至る所から歓声が聞こえてきて、日本中が応援しているのだな、と感じていたところです。

今回の勝因については、様々な分析がされていますが、私は原監督とイチロー選手の「リーダーシップ」のあり方について大変感銘を受けました。
皆さん御承知のとおり、今回のWBCの監督選任にあたっては紆余曲折がありました。最終的には原監督に白羽の矢が立ったわけですが、これだけのスター・プレイヤーを選抜し、一つのチームとして作り上げていくのは並大抵のことではなかったと思います。
ビジネスの世界では「サーバント・リーダーシップ」という考え方が注目されています。これは、一般的なリーダー像として考えられている「ぐいぐいとメンバーを力強く引っ張っていく」というリーダーシップとは異なり、メンバーを後ろから支えながら、目標達成のためにチームをまとめあげていくタイプのリーダーシップだと言われています。
原監督は、最初から最後まで、謙虚さを保ちながらも、明るく前向きなチームの雰囲気を作り上げることに注力していたように感じます。巨人の監督として普段見せていたリーダシップとはひと味異なるリーダーシップの発揮の仕方を意図していたように感じました。

一方、イチロー選手は、人気・実力ともに日本チーム随一であることは自他共に認めるところだったと思います。チームリーダーとしての重責を自ら当然のように引き受け、チームを陰に陽に力強く引っ張ってくれていたと思います。
準決勝までは試合での不振が続きましたが、ひたむきに努力を続け、またそのような状況においてもチームを鼓舞し続けた積み重ねが、決勝戦延長10回のタイムリー・ヒットにつながったのではないかと思います。

勝負の世界で、結果を出すことは極めて難しいことです。
実力だけでも運だけでも連覇は成し遂げられなかったでしょう。
優れた人材が、優れたリーダーのもとで結束するパワーの凄みを改めて感じた次第です。