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2009年11月27日

円高

ここ数日、外為市場で急激な円高が進んでいます。ただ、現時点での相場の動きの実態は、(日本に起因する)円高というより、主に米国の経済情勢に要因がある「ドル安」という側面が大きいようです。急激な為替相場の変動に対しては、一国で対応することはほとんど効果がありません。国際的なマクロ経済政策に関する協調体制を確認することが極めて重要だと思います。

さて、円高というと日本では判を押したように「経済に悪影響」という報道がなされますが、一般論として言えば、輸出の多い製造業にとってはデメリットが多いものの、多くの消費者にとっては円高はメリットも多いと考えるのが妥当でしょう。ミクロで見れば、円建てで見た原材料、商品等の輸入価格が下がることによって売値を下げる余地が出てくるでしょうし、視野を広げて考えると、自国通貨が強くなるということ自体が持つ政治・経済的メリットは決して少なくないと言えるでしょう。私は、個人が莫大な円建ての金融資産を持つ成熟した経済大国である日本が、自国通貨の相対的価値の上昇に関して、悲観的になりすぎる必要はないと考えています。

もちろん、急激な円高が国内の製造業、とりわけ中小事業者に与える影響については注視が必要ですし、場合によっては、何らかの政策的な対応を取ることが求められるでしょう。いずれにせよ、将来を予見できなくさせるような急激な為替相場の変動は経済にはマイナスですから、各国の通貨・金融当局が改めて協調と信頼の体制を築くよう期待しています。

2009年11月20日

ボージョレ・ヌーボー解禁

19日午前0時、今年のボージョレ・ヌーボーの販売が解禁されました。
今年の謳い文句としては、「50年に一度の出来栄え」ということですが、毎年似たような賛辞を付けて販売するのが常ですので、味の評価は実際に飲んでみてということだと思います。
例年2000円台が中心のボージョレ・ヌーボーですが、流通大手で今年は700円台のものが売られるなど、価格競争も激しくなっているようです。一消費者としてはうれしい限りですが、行き過ぎた価格競争は企業体力を疲弊させ、中期的には企業の成長を削ぐ懸念もあるだけに、経済政策を考える上では頭の痛いところでもあります。

私はどちらかというと和食党で、普段はワインよりは焼酎などを頂く方が多いのですが、一年の締めくくりのこの季節、一度はボージョレ・ヌーボーを口にしたくなります。
このところなかなかお酒を楽しむ時間は取れないのですが、久しぶりにワインを片手にゆっくりと物思いにふける時間を過ごしてみたいと思っています。

2009年11月13日

事業仕分け

このところ、行政刷新会議による「事業仕分け」が大きな注目を浴びています。
国会議員だけではなく外部の有識者も含めて、予算の無駄を洗い出す作業を行っているわけですが、これを評価する声と批判する声は相半ばしているようです。

私も国土交通大臣政務官として「仕分け人」の立場で参画する機会がありましたが、仕分け人の皆さんも、限られた時間で「無駄撲滅」という大義に沿った結論を出さなければならないというプレッシャーからか、正直申し上げて、やや性急な議論を展開されているという感は無きにしも非ずというところでした。

しかしながら、そういったマイナス面を差し引いても、事業仕分けを衆人環視のもとで行う意義は大いにあるものと私自身は評価しています。
これまで、様々なしがらみの中で、タブー視されていた議論を白日の下で行っていることは、政権交代がもたらした効果の一つだと思います。

仕分け人は、それぞれご専門の分野では高い知見を有している方だと思いますが、評価している事業に関しては、深い知識を持っているわけではありません。
仕分けの結果については最大限尊重すべきですが、予算編成に関する最終的な責任は、政治が負うべきものであることは言うまでもありません。

仕分け人の皆さんのご活躍に敬意を表するとともに、政府の一員として、これから予算編成最終盤に向けて、政治の責任をしっかりと果たして参りたいと思います。

2009年11月06日

松井秀喜選手のワールドシリーズMVP

昨日は久しぶりに胸躍るような喜びを感じました!

米大リーグのワールドシリーズという世界最高の舞台で、松井選手が3安打6打点の活躍でシリーズ最優秀選手(MVP)に選ばれたことは、同じ日本人として本当に勇気づけられる思いがします。

過去を振り返ると、92年夏の甲子園で5打席連続敬遠をされながら、あくまで淡々とプレーを続けた松井選手をテレビで見て、私も少年時代リトルリーグで野球をしていた身として、彼の胸中無念の思い如何ばかりかと、拳を握り締めたことを昨日のことのように思い出します。

あれから早17年、今シーズンの松井選手は、万全の体調で試合に臨めることも少なく、決して満足のいくシーズンではなかったと思います。
シーズン中には、米メディアで松井不要論までささやかれるような時期もありました。
しかしそういった逆風を跳ね返し、限られたチャンスをしっかりと生かして、持ち前の勝負強さを発揮し、着実に結果を残してきたことで、今回ワールドシリーズにおけるチャンスが巡ってきたのだと思います。

けがや故障と闘いながら、最終的にはチームと最高の結果を共有することができた松井選手の貢献は、ヤンキースにとってもかけがえのないものであったと言えるでしょう。
一野球ファンとしては、もう一度日本球界で彼の雄姿を見たい気もしますが、ニューヨークを熱狂させる松井選手の姿は、何度見ても誇らしく、また来年も今年以上の活躍を期待したいとも思います。

まずは、今年の活躍に心からお疲れ様、ありがとうと申し上げておきたいと思います。