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世界経済

このところ再び「資源高」を報じる経済ニュースを耳にする機会が増えてきました。原油相場も2月以降上昇傾向にあるようですし、鉄鉱石や非鉄金属類も総じて相場が上がりつつあります。
リーマンショック以降の世界的な景気後退局面では、原材料価格も相場が抑制されていたわけですが、中国をはじめ、成長余力が高い国々の景気が回復軌道に戻ってくると同時に、需要増が想起され、相場が上昇するという動きになっています。

日本国内では、需要不足からくるデフレ圧力が依然強い中で、原材料価格が過度に上昇するようなことになると、企業業績の不透明感も増し、少しずつとは言え明るさの見えてきたわが国経済の動向にも悪影響を与えかねません。
実需が伴う相場の上昇は甘受せざるを得ないとしても、世界的なカネ余りの中で資源市場においてマネーゲームが展開されつつあるとすれば、それは「いつか来た道」だということに早く気付き手を打つことが必要です。
世界の金融当局も神経をとがらせているところではあると思いますが、わが国としても、十分に連携を取って対応せねばなりません。

ただ、中長期的に見れば、資源価格の緩やかな上昇は当然のことだと言わざるを得ないでしょう。資源産出小国である一方で、資源消費大国である日本としては、いわゆる3R(Reduce, Reuse, Recycle)の取り組みを、更に一層強力に押し進め、資源の無駄遣いをなくしていくことが重要です。