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世界経済に波乱の芽

23日、農林水産省が輸入小麦の価格を4月から平均18%値上げすることを発表しました。
国際相場の上昇による改定ということですが、パンや麺類など、小麦を原料としている食品は多岐にわたりますので、私たちの食卓にもいずれ影響が出てくることは避けられないでしょう。

小麦に関わらず、国際的に市場で取引される資源や原料等の相場は現在極めて上昇しやすい環境にあります。
農産物に関して言えば、このところの気候変動の波の増大により生産は安定しない傾向にある一方で、新興国の需要が拡大しています。
原油等に関しては、先々週の長安通信でも触れましたが、中東情勢の緊迫が先物相場に上昇圧力を加えています。
更に、世界的な金融緩和の継続で市場には投機資金が流れ込みやすい環境にあり、政治・経済等のリスクに過剰に反応して相場が高騰する傾向にあります。
いわゆる投機筋といわれる投資家たちにとって、まさに相場の乱高下は収益を上げるチャンスであり、放置すれば市場が混乱することは歴史が証明するところでもあります。
金融市場の安定は、経済の持続的成長の基礎であり、このような世界的なリスクの高まりに対応して、金融当局が一致して行動する必要があると思います。