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トップリーダー

3月11日の東日本大震災からひと月余りが過ぎ、復旧・復興に全力を尽くしつつも、過剰な自粛をやめ平時の生活に戻ることが被災地の皆さんのためにもなるのだという雰囲気になりつつあります。
政治の世界でも復興のための体制づくりや予算・法律の審議に際して、一時は政治休戦をして挙国一致で国難に対処しようという機運がありましたが、このところ与野党問わず政局的な動きが目立つようになりました。
それぞれの方々にそれぞれの思想・信条があり、決して私利私欲で行動されているわけではないと思いますが、私個人としては、今は自分の持ち場で震災からの復興のために全力を尽くすことが使命であると思っています。

今回の大震災のような危機的状況において、リーダーの役割は極めて大きいものです。
菅総理のリーダーシップのあり方について、様々な立場から批判的な論評があることは承知していますが、政権与党の立場にある私たちとしては、仮に今まで総理のリーダーシップが不十分であるとするならば、総理が優れたリーダーシップを発揮できるような環境を更に整備することが第一に成すべきことなのだと思います。
何でも「総理」や「社長」の責任といってリーダーを追及することは容易ですが、それで目の前の危機的事態が好転するわけでも、被災者が救われるわけでもありません。
万事を完璧にこなしてくれるような「英雄」を待望するのは虚しい幻想であり、過去にどのような経過があったにせよ、今は自分たちが選んだリーダーを信じ、協力し、そのもとで国民のために力を尽くすべきだと思っています。

一方で、長期的な観点からは、優れた政治的リーダーを輩出するような仕組みを政治の世界に持ち込まなければ、「政治三流」と言われるわが国の現状は打開されないのだと痛感します。
グローバル企業などの次世代リーダー育成の取り組みには学ぶところも多く、まずは私自身がリーダーシップのあり方について、研鑽を高めて行かねばならないと決意を新たにしているところです。