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ビンラディン射殺

国際テロ組織アルカイダのリーダーであったビンラディン容疑者が米軍特殊部隊によりパキスタンで殺害されました。
2001年9月11日の米国での同時多発テロ以来、国際社会が総力を挙げて追跡をしてきただけに、ようやくこの日を迎えたことにある種の感慨を覚えずにはいられません。

9.11前と後で世界の様相は一変しました。
平和で安全と思われていた国や地域が、一瞬にして不安定な状況におかれたのです。
あれから10年近くが経ち、少しずつ国際社会の安定は取り戻されてきましたが、ビンラディン容疑者の行方がつかめない限り、脅威は完全には取り除かれることはないという共通の認識があったのだと思います。
ビンラディンの死は、新しい平和な世界を創る第一歩だと評価すべきでしょう。

ただ、今回の米軍の作戦の成功によってアルカイダをはじめとする国際テロ組織との戦いがターニングポイントを迎えたことは確かだとしても、決してビンラディンの死によってテロとの戦いが終わるわけではないことも明らかです。
当面報復の連鎖に対して厳重な警戒が必要なことは言うまでもありません。

またテロを正当化する素地となっている貧困の問題、宗教や価値観の対立の問題など、国際社会が力を合わせて立ち向かうべき問題は未だ残されたままです。
わが国に関して言えば、対テロ戦における軍事的な貢献には限界がありましたが、貧困の撲滅や、国際的な相互理解の促進に関して言えば、まだまだ力を発揮する余地があると思います。

早期に震災からの復興を果たし、我々に温かい手を差し伸べてくれた国際社会の友人たちに恩返しをすべく、力を尽くしていきたいと考えています。