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第三次補正予算の衆議院通過

昨日、第三次補正予算が衆議院を通過しました。
これは基本的に歳出面だけを手当てするものですので、現実にこの予算を執行・活用するためには、歳入面を手当てする「復興財源確保法案」の審議を加速する必要があります。
私たち与党としては、歳出・歳入は本来一体のものであり、併せて迅速に審議・採決することを求めてきたわけですが、野党側の理解を得ることができなかったことは残念なことだと言わざるを得ません。

東日本大震災以降、これまでの累次の補正予算編成・審議の経緯をみると、国会のあり方が現在のままでいいのか、強い危機感を感じざるを得ません。
私は野党時代からこの長安通信でも指摘して来ましたが、国会審議が基本的に与野党の日程闘争に堕しており、野党は一日でも予算・法案の審議を引き延ばすことが目的化しています。
もちろん十分な審議時間を確保して、予算・法案の内容を議論することは大切ですが、緊急性の高かった今回の復興予算については、被災地の皆さんの切実な要望を踏まえ、より迅速な国会対応が必要ではなかったか、与野党問わず国会議員全員の反省と意識改革が必要だと思います。

国会では未だに「前例踏襲」が与野党協議の大前提となっており、審議の日程や時間さえも機動的にやりくりすることが難しい現状です。
民主党も2年前までは野党であり、いま振り返れば恥ずべき国会対応がなかったと胸を張っていうことはできませんし、真摯に反省すべき点は多々あります。
しかし政権交代が一定の頻度で発生することを前提とする二大政党制に近い現状の政治体制を鑑みれば、与野党双方が自らが政権を担った時に国民に対しどのように責任を果たしていくべきなのかを考え、少なくとも日程闘争で対決するのではなく、政策の中身や実現の手法を議論していく国会に変えていくべき重要な岐路に立っているのではないかと思います。
私もいまは国対副委員長として国会対策の最前線におりますが、野党議員の理解を粘り強く求めながら、国民が求める新しい国会に生まれ変われるよう全力を尽くします。