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北朝鮮金正日総書記の死

今週月曜日、北朝鮮金正日総書記死去の報が流れました。
正午に北朝鮮の国営放送が流れるまで、わが国も含め、韓国・米国といった同盟国もほとんど情報を正確に把握できていなかったようです。
金総書記の死に際して、北朝鮮が極めて厳重な情報統制を行っていることが伺い知れます。

今後政府としてまず重要なことは、不測の事態に備え、国民の安全の確保に万全を尽くすことです。
北朝鮮の動静に関する情報は、これからも当局によって厳重に管理された状態が続くでしょうから、豊富な情報を分析して対応を練るというよりは、限られた情報から考え得る最悪のシナリオへの対応を準備しておく、ということにならざるを得ないでしょう。
軍部の暴発や独裁体制の急速な崩壊の可能性も金総書記存命の時点より確実に高まっていると見るべきでしょうから、軍事的な防衛シナリオや難民対策はもちろんのこと、経済面とりわけわが国の金融市場の混乱を回避するシナリオの用意が重要となります。

こういった対策の整備は既にある程度進んでいると聞いていますが、その性格上すべてをオープンな場で皆で話し合いながらというわけには行きません。
総理の下に情報と権限を集中して、迅速に意思決定を行い、施策を実行に移す必要があります。
与野党トップレベルでの意思疎通と危機感の共有も必要でしょう。
私が筆頭理事を務める外務委員会においても、関連委員会と調整しつつ、北朝鮮問題に関する対応を検討しているところです。
北朝鮮のように、拉致や核の問題をはじめ、わが国と明確に敵対している国家との外交・安全保障案件ですので、与野党間で若干の考え方の違いはあっても、基本的にはわが国国民が一体となって危機に備え、北朝鮮に対峙する姿勢が重要です。
引き続き北朝鮮情勢を注視し、いつでも対応できるような態勢で年を越さねばならないと気を引き締めているところです。