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ヒッグス粒子

4日、世界の物理学界を揺るがすニュースが世界を駆け巡りました。
1960年代にピーター・ヒッグス氏がその存在を提唱して以来、長らく発見されず神の粒子とも言われていた「ヒッグス粒子」が、欧州合同原子核研究所(CERN)によって発見されたのです。
私が1968年生まれですから、私が生きてきた年月の間、多くの科学者がその謎に挑みながら、今日まで発見できずにきたというわけで、非常に大きな壁であったことは想像に難くありません。
私も学生時代は理系学部に所属していましたので、物理・化学といった分野の未知への挑戦には興味を持ち続けてきましたし、この分野ではわが国の科学者が多大な貢献を続けているという意味でも、誇らしく感じてきました。

今回の発見は、欧州の研究所の「大型ハドロン衝突型加速器(LHC)」によってもたらされましたが、この研究にはわが国も含め、世界各国の研究者が参加をしています。
1兆円近い巨費が投じられたと言われるこの加速器には、わが国の先端技術も数多く採用されていると聞きます。
その意味では、今回の発見は世界の科学者の叡智と、それを支援する国々の資金と技術の支えがあってこそ成し遂げられたのだと言えると思います。

科学の世界の謎は、一つずつ解き明かされていくわけですが、一つの前進がまた新たな疑問や発見を生み、その連鎖が人類の進歩につながっていくのだと感じます。
世紀の発見に心躍る一日であったとともに、これからも日本は教育・研究に重点投資し、人財立国を目指していかねばならないと改めて感じたところです。