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維新八策

通常国会も会期末を目前に控え、また次期衆議院総選挙も「近いうち」という状況の中で、選挙に向けた動きが活発化しています。
中でも、大阪維新の会の動きは連日マスコミが報道するところとなっています。

政局的な動きはさておき、維新の会の政策集とも言える、いわゆる「維新八策」の案が明らかになりました。
私もまだ精読してつぶさに検討したわけではありませんが、どのような日本を創っていきたいのかというゴールのイメージに関しては、それほど違和感はないという印象です。
一方で、政策の議論は常にそうですが、同じゴールを目指していても、そこに到達するための手段・方法論・時間軸といったものが異なるケースはままあります。
民主党内での議論もそうですが、自民党など野党の皆さんとの議論の中でも、はなから目指す方向が全く違うということはそう多くはありません。
問題意識や目標とするところはある程度共有した上で、政策実現のプロセス論や優先順位で議論を戦わせることも多いわけです。
そういう視点で見ると、維新八策はまだ目標を実現するプロセスや時間軸などはあまり明らかにしていませんので、賛成だ反対だ、敵だ味方だと早計に判断するのではなく、冷静に議論を積み重ねて行くべき段階だと思っています。

前回の衆議院選挙での民主党のマニフェストの内容、そしてその政策遂行に関しては、多くのご批判もあることは承知していますし、私自身も反省し今後に生かさねばならない教訓が多々あると認識しています。
それだけに、政治家として維新八策をよく吟味せずに賛同することもできませんし、逆に頭から実現不可能だと決めつけるような批判をするつもりもありません。

政策は、それを実現しようとする総理のリーダーシップと、組織を統制するマネジメント能力によって、その成否が大きく左右されるものだと私は思っています。
橋下市長がどれだけの覚悟を持っていま国政に挑もうとしているのか、それによって維新八策は実現可能な政策にも、虚しい机上の空論にもなり得るということだと思います。

民主党も今月21日に代表選を控え、どのようなリーダーを選んで政治への信頼を回復するのか、そして来るべき政界再編の大きなうねりを乗り越えていくのかについて真剣に考えなければなりません。
私は永田町の論理と慣習を一度洗い流し、地元の皆さんの声に真摯に向き合って、一人の政治家として決断を下していきたいと考えています。