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山中伸弥教授のノーベル医学生理学賞受賞

今週8日、京都大学の山中教授がノーベル医学生理学賞を受賞しました。
私が幼い頃は、日本人がノーベル賞を取るということは極めて稀な大偉業であるという印象でしたが、今や毎年日本人の誰かが受賞候補となり、現実に次々と受賞者が生まれていくといううれしい現実があります。
このところ日本の経済社会の元気のなさが盛んに報道され、また教育の問題点も数多く指摘されるわけですが、私たちももう少し日本という国に自信と誇りを持っていいのではないかと改めて思うところです。

日本は現象面だけを見れば、少子高齢化、低成長、巨額の財政赤字といった厳しい環境にありますが、裏を返せば充実した資本や人的なストック(蓄積)を国内に抱えていると評価することもできます。
高齢者を「お荷物」のように考えずその知識や経験を如何に経済・社会の安定と成長に生かしていくのか、十分に活用されているとは言えない社会インフラについて、効率的な追加投資でもっと活用していく方策はないのか等、前向きに考えれば様々な成長の切り口が見えてくるのではないでしょうか。

衆議院議員の任期満了まで一年を切り、国会は与野党対決ムードが鎮まる気配は全く見えないわけですが、総選挙がいつになるにせよ、それまでの間は与野党が協力して喫緊の諸懸案を処理していく度量が政治に求められているのだと思います。
私は現在国土交通副大臣として政府内におりますので、国会運営について云々することは控えなければならない立場ですのでこれくらいにしますが、秋の臨時国会開会までの間は、国土交通行政に関わる諸課題についての検討を深めたいと考えています。
例えば、わが国も政権交代が当たり前に起こり得る政治環境となった中で、交代のたびに高速道路の料金が極端に上下したり、事業が止まったりすることは決して望ましいとは言えません。
国民が長く安心して暮らしていくことのできる国づくりのための基本的なルールや、安定的なインフラの維持管理の仕組み等について検討を深め、方向性を出していきたいと考えています。