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偽装か誤表示か。

ここ最近大手ホテル、レストラン、百貨店などの食材の偽装問題が大きく報じられています。

牛肉では、牛脂肉(牛肉に脂肪を注入したもの)や成型肉(結着剤や冷凍によって結着したもの)などが問題となっています。
また産地を偽装表示するものやその場で絞ったものでないのにフレッシュジュースと表示するものなど次から次へと報道されています。
牛肉などでは、「やわらか加工」や「霜降り加工」などという消費者にはよく意味の分からない表示がされていました。恐らく多くの方がこの事実を知り、愕然とされているのではないでしょうか。

確かに、今までこのような表示に関するルールの甘さがあったことは否めませんが、どう見てもレストランなどの提供者側が故意に偽装をしていた事例が大半でした。。
これは間違いなく消費者を欺く、詐欺以外のなにものでもありません。

さらに、加工肉には添加剤なども加えられているため、アレルギーのある子どもへの提供は非常に危険です。
今まで大きな事故に繋がっていないことが不幸中の幸いと言えるでしょう。

それにしても、あの毒入り餃子に始まり、食の安全が叫ばれ久しいにもかかわらず、このようなことが当たり前のように行われていたことは残念でなりません。二度とこのようなことが起こらないよう、しっかりと改めて頂きたいと思います。

一方で、国会では秘密保護法案が議論されています。国家機密は保護しなければならないのは当然ですが、原則秘密というスタンスの本法案には違和感を覚えざるを得ません。これまで国が必要な情報を開示しなかったことによって、国民に多くの不利益をもたらした事例は枚挙にいとまがありません。
国は原則情報を公開し国民のチェックを受けるという姿勢でなければなりません。例外として、公開によって国民の利益や国益を大きく損なう可能性のあるものを非公開にするという考えでなければなりません。

同じ次元で論ずることはできませんが、今回の食材の偽装の問題についても、産地などの情報がしっかり開示される仕組みや制度があれば、多くを防ぐことができたのではないでしょうか。

これだけ日々報道されているにも関わらず、国会が速やかな対策を取ろうとしないのは、まさに政治の不作為以外の何ものでもありません。