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首長への転身

昨日細川元首相が東京都知事選挙への出馬を発表しました。
この出馬をめぐりこの間さまざまな報道がなされ、多くの国会議員も色々発言をしています。
私の印象では、「一度総理まで務めた人が、格下である地方の首長に出馬するのはいかがなものか。」といったものや、「原発政策を地方選挙に持ち込むべきではない。」といった批判的なものが多かったように感じます。

私はこのような風潮が日本をだめにしてきた大きな要因だと考えます。
そもそも、職業選択の自由があるわが国において、出馬するべきでないということ自体言うべきではないはずです。ましてや、出馬に批判的な国会議員を見ると、ほとんどが東京選出ではなく、つまり東京都民ではないわけです。
地方自治の重要性が日本国憲法制定以来叫ばれているにも関わらず、国がすべてをコントロールするかのような発言は控えるべきです。
さらに、マスコミは、民主主義を健全に機能させるために中立な報道に徹するべきではないでしょうか。にもかかわらずこのような報道を垂れ流しているのが現状です。大いに自覚を持って頂きたいと思います。批判的なコメンテーターに発言をさせておいて、放送局側は責任はないというのでしょうか。

もちろん、都知事選挙のみ、つまり東京のみで原発の議論をして良いのかというのも理解できないわけではありません。しかしながら、人口、産業などが東京に集中している現状、最大の電力消費者である東京都民の声を聞くというのはあっても良いのではないでしょうか。

民主主義国家において、選挙とは民意を問う場です。だからこそ、マスコミがどういった情報を有権者に伝えるか、またそれを有権者が受け取り、情報を吟味し、いかに投票を行うかが非常に重要です。
そういう意味では東京都民には、これから示される細川元総理の政策、さらには実行力を含めた政治手腕をしっかりと見極めて頂きたいと思います。

私も何度も選挙を経験しましたが、常に心がけてきたのは、「私がすること」、「私がしなければならないこと」、「私ができればしたいこと」、「国にとって何が理想か。」をはっきりと区別をして訴えるということでした。
なぜなら、有権者の皆さんに幻想を与えるのは詐欺以外の何物でもないと考えているからです。

残念ながら、前回の総選挙では幻想を与えた方が勝ちという結果になってしまったわけですが、あれから一年強が過ぎ、何ら実行されることなく、おまけに私が政府で政務官として、また副大臣として力を注いだ第二阪和の延伸も当時の計画すら後退しています。もっとも後退したという自覚すら当人にはないのかもしれませんが、、、

新年早々色々考えさせられるニュースでした。

本年が皆様にとってすばらしい一年となりますことをお祈り申し上げます。